🧀 チーズケーキで始める美姿勢ライフ🧀

 第3話：【体幹強化】「土台」を固める！インナーマッスルと腹圧でつくる天然コルセット

チーズケーキの「重厚感」と「安定感」

ベイクドチーズケーキやニューヨークチーズケーキのような重厚感のあるケーキは、その安定した構造が魅力です。形が崩れず、どっしりとしていますよね。

私たちの体も、外側から無理に固めるのではなく、体の中から安定性を生み出す力が必要です。それが、体幹の深部に存在する「インナーマッスル」と、それによって高まる「腹圧（ふくあつ）」です。この腹圧こそ、あなた自身の「天然コルセット」であり、姿勢の土台を固める決定的な要素となります。

 腹圧は最高の「天然コルセット」である理由

「腹圧」とは、お腹の奥（腹腔）の圧力を高めることです。この腹圧を作り出し、姿勢の安定に最も重要な役割を果たすのが、「インナーマッスル（深層筋）」です。

具体的には、以下の5つの筋肉が連携して動くことで、腰椎（腰の骨）の周りを360度取り囲み、強固な安定性を提供します。

・腸腰筋:背骨を自然なS字カーブに保ち、骨盤を正常な位置にする筋肉。

・腹横筋: 腹部をコルセットのように取り囲む筋肉。腹圧を高める主役です。

・多裂筋: 背骨一つ一つを安定させる、背中側の深層筋。

・骨盤底筋群: 骨盤の底にあり、下からの圧力を支えます。

・横隔膜: 呼吸の主役であり、上からの圧力を支えます。（第2話で解説）

この5つの筋肉が連携して働く「ユニット」をしっかりと機能させることが、姿勢改善の核となります。腹圧が正しく高まっていると、重いものを持っても、急に動いても腰椎がブレにくくなり、腰痛の予防効果が非常に高いことが知られています。

 姿勢を支えるインナーマッスルとアウターマッスルの役割

体幹の筋肉は、大きく「インナーマッスル（深層筋）」と「アウターマッスル（表層筋）」に分けられます。

•アウターマッスル（腹筋群など）： 大きな力を発揮し、体を動かすための筋肉です。例：腹筋運動などで鍛えられる腹直筋。

• インナーマッスル（腹横筋など）： 体を動かす前の瞬間に働き、関節や姿勢を「安定させる」ための筋肉です。

姿勢を「維持する」という点においては、奥深くで支えるインナーマッスルを強化し、腹圧を高めることが、アウターマッスルを鍛えるよりもはるかに重要です。アウターマッスルが強すぎても、インナーマッスルが働いていなければ姿勢は安定せず、かえって腰痛の原因になることもあります。インナーマッスルは、単に力を入れるだけでなく、持続的に、そして呼吸と連動して使えるようにトレーニングすることが必要です。

 整骨院からのアドバイスと次のステップ

腹圧を高めるための簡単なエクササイズが「ドローイン」です。息を吐ききり、お腹をへこませたまま、呼吸を繰り返します。

当院では、インナーマッスルの働きを正確に評価し、専用の機器や手技で腹圧が入りやすい状態を作り出します。「天然コルセット」を自在に使いこなし、ブレない体を手に入れましょう。

チーズケーキは美味しいですが、食べ過ぎは健康を害する可能性があります。このコラムは、あくまで栄養素やイメージをきっかけとして、ご自身の姿勢を見直すためのものです。

第1話：【土台と軸】「王様の食べ物」？チーズケーキが教えてくれる良い姿勢の秘密

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